コトびと修行は、真のコトびととして歩み続けるための 実践の場 です。
3つの講座で培った思想と技術を、さらにコトびととして、現場で磨き、確かな力へと育てていきます。
修行の入り口に立つ人は、例外なく長い道のりを歩んできています。
自分の暮らしや人間関係を整える視点を持ち、境界原則を日常に落とし込む。
関係性を構造から見直す力を身につけ、他者と関わる場を整える経験を積む。
多人数や複雑な役割が絡む環境での構造設計を学び、制度や仕組みにも手を入れる視野を広げる。
思想ユニットの理解は、座学や演習だけでは完結しません。
「半分で関わる」「足るを知る」「正しく諦める」「人が育つ構造」など・・・
これらは 日常に応用できる概念 ですが、現場に立つと 必ず想定外の要素 が現れます。
修行では、その 予測不能さに向き合います 。
ある場面では、半分で関わるつもりが相手の変化で一気に40%まで引かざるを得なくなることもあれば、逆に60%寄らないと場が崩れることもある。
机上で学んだ理論を守るだけでは対応できない揺らぎの中で、判断の基準を保ち続ける力を鍛えます。
修行の場は「コトノハコの1on1」「法人サービスの設計支援」「既存構造の見直しプロジェクト」など、コトノハコで提供しているサービスを、コトびとチームの一員として、実際に人や組織が動いている構造に変化をもたらしていただきます。
その中で求められるのは、やはり 境界原則を守りつつ 、 場の流れに合わせた柔軟な設計 です。
それは相手を変えようとするのではなく、構造の変化によって自然と変わっていく構造構築を目指します。
その積み重ねが、修行の本質です。
そして、修行はゴールではなく、 次のスタート地点 です。
ここを目指す意味は 「真のコトびと」 として、どんな場に立っても構造を整えられる存在になること。
それは、自分の影響力を誇示するためではなく、 誰も無理をしない構造 を、 どこにでも持ち込める力 を育むための修行です。
ここに辿り着くには、最初の一歩からの積み重ねが欠かせません。
セルフ・コトびと で自分を整え、 養成講座 で他者との関係を描き、組織対策講座で多層的な場を設計できるようになること・・・。
その全てが、 修行という実践の場に立つための準備 なのです。