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コトノハコとは
すべての学びは遊びからはじまる
私たちは、そんな仮説から、このコトノハコを立ち上げました。
ここでは、 問題を解決するために導いたり 、正解だと思うことを そのまま渡したり はしません。子育て、教育、支援、職場での指導など、どんな場面でも「こうすべき」という正しさは顔を出しやすいもの。けれど、その正しさだけでは、関係は思うように動きません。
大切なのは、自分と相手の 境界 を、お互いが過ごしやすいように整えること。
自分の50%=相対する人が変わっても、指導者として変わらない対応領域・・・を保ち、残りの50%を相手の自由領域として尊重できると、関係は自然と変わりはじめます。
それら実現するには、 構造を整える という行為が欠かせません。
コトノハコには、そのための学びを深められる環境と構造を構築いたしました。
ここで学びを再発見し、やがて自分も誰かの学びを支える存在になる。
そんな循環を育てていく場所・・・それが コトノハコ です。
コトノハコで扱う関わり方や構造の多くは、 グラフトーン研究所 で体系化された思想を土台にしています。研究所では「境界原理」や「構造における関係性」をはじめ、人が自然に育つための条件を探究してきました。
コトノハコは、その思想を 教育分野での視点 に基づき、実際の関わりや学びの場に落とし込み、日常の中で試し確かめられる場所です。
コトノハコの3つの箱
コトノハコには、学びを支える3つの箱があります。
モヤモヤの箱
自分の気持ちにぴったりのモヤモヤを見つける場所。
1on1の箱
どうしても解けないモヤモヤを、安心して整理できる個別対話。
コトびとの箱
今度は自分が、誰かの学びを支えられる人になるための学び。
読むだけでも、深く関わっても、どちらでもかまいません。
ここは「正しく育てる」ためではなく、 自分なりの関わり方を選びなおす自由 を取り戻すための場でもあります。
わたしたちがみているもの
私たちが見ているのは、個人の関係だけではありません。
教育や支援、家庭や学校、職場など・・・さまざまな現場には、しばしばこんな構造が潜んでいます。
正しさの押しつけ
個人への責任の集中
育てる者と育てられる者の非対称性
この構造が、人の自由や変化の可能性を無意識に閉ざしてしまう瞬間を、私たちは何度も見てきました。
けれど、人が人を育てることには限界があっても、 人が育つ構造はつくり直せる と信じています。
コトノハコを支える7つの思想
教えない教育方法
支配的な関わりを手放し、相手が自ら学びを進められる環境を保つ試み。
半分で関わる
互いが依存しすぎず、自分を保ちながら役割のバランスを測り続ける発想。
人が育つ構造
個人の能力や性格ではなく、成長を促す関係構造に焦点をあてる視点。
足るを知る
欠けているものばかりに目を向けず、今あるものの価値や充分さを見極める姿勢。
正しく諦める
続けることが悪循環を生むとき、限界や不調を認めて手放す判断力。
多様性の受け入れ方
都合のいい部分だけを切り取らず、ありのままの差異を受け止める眼差し。
登場人物を増やす思考
関係の見取り図を広げ、視点を多層化することで選択肢や理解を増やす想像力。
その一歩は、難しくても、きっと遊び感覚からはじめられる。
だからコトノハコは、今日も箱をひらいて待っています。あなたが立ち止まり、小さな違和感に目を向けたとき、そこから新しい学びが育ちはじめることを信じて。